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日本でも有数の歴史と観光の町で知られる京都。
その京都で行われる祇園祭は、夏の京都の風物詩となっています。
この祭りは、日本の中で三大祭としても知られ、お祭りのシーズンには国の内外から大勢の観光客でにぎわいます。

祇園祭の歴史は京都の街と同様に大変に古く、最初にこのお祭りの原型となった、
御霊会と呼ばれるものが、西暦863年、和暦で貞観5年に行われました。

この祇園祭の始祖ともいえるお祭りは、当時疫病などの大流行により、
これは悪霊の仕業と違いないということで、これ等の悪霊を京都の外へと移すことが目的で行われたそうです。

この際に、悪霊を京都の外に移す目的で作られた神輿三基が、現在の祇園祭でも使用されている山鉾の原型となったようです。

要するに、今も昔も京都のお祭りには厄災などを外に追い出すためには、
神輿や山鉾が欠かせないものだったというのが強く伺えます。

山鉾は京都の祇園祭のシンボルでもあり、まさに祭りそのもののシンボルでもあります。

さて、この山鉾。その美しさもさることながら、独特の構造で沿道の人たちの目を楽しませます。

この山鉾のタイプは大きく五つに分かれ、それぞれの山鉾には意味合いがあり、
京都の街と歴史をそのまま体言するかのように、物語が人形などで語られる壮大なものがあります。

一説には、これ等の山鉾の起源はインドの祭礼、ラタ・ヤットラ祭にあるとも言われ、
このお祭りの始祖の最初のみこしが、薬師如来の化身である牛頭天王を奉ったことから、
祇園祭と仏教は切っても切れない間柄であることは間違い無いようです。

近年では、この山鉾の引き手が不足しており、一部は補助輪をつけて牽いています。
このほかにも長鉾と呼ばれるものは、祇園祭のハイライトである山鉾巡行のとき、稚児と呼ばれる子供を乗せて市内を練り歩きます。

多くのお祭りでは、稚児を乗せることは無く、人形であることがほとんどであり、
かつて祇園祭では全てに稚児を乗せていたようです。

このことから見ても、祇園祭が日本を代表するお祭りであることは間違いないでしょう。

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