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桜が散ってツツジや藤の花が咲き始めるころ、季節の節目を迎えます。

それが立夏

「夏が立つ」と書きますが、文字通り、暦の上では夏の始まりをあらわします。

日本には季節の節目を表現する言葉がたくさんありますね。

夏だけでも立夏、初夏、夏至、晩夏など多く、その意味を正確にわかっている人のほうが少ないのではないでしょうか。

春すぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山

(いつのまにか春が過ぎて、夏が来るようだね。夏になると白い衣を干している景色の見られる天の香具山のふもとに、目にも鮮やかな真っ白な衣が干してあるのが見えるよ。)

「万葉集」にある持統天皇の有名な歌を「新古今和歌集」におさめるときに藤原定家が手を加えたものですが、百人一首としてもなじみ深い歌ですよね。

そしてこれはまさに、ちょうど立夏のころのさわやかな風景を詠んだ歌として有名なものです。

そこで今回は、そんな立夏にまつわるアレコレを調べてみました。

・2016年の立夏はいつ?
・立夏の読み方は?時間は何時から何時まで?
・立夏に食べるものは?
・立夏の季語や旧暦。手紙の挨拶
・まとめ

立夏って聞いたことはあるけれど、今まで意識していなかったなぁというあなたはこの続きを読んでみてくださいね。

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2016年の立夏はいつ?

2016年の立夏5月5日です。

ただし、毎年5月5日と決まっているわけではありません。

立夏二十四節気という1年を24の時期に分けたものの名称のひとつで、夏の始まりとともに、立秋までの夏季期間全体をあらわしています。

二十四節気は、太陽年を日数、または太陽の黄道上の視位置によって分けています。

日数で分けるのは「平気法」とよばれていて、冬至から翌年の冬至までの期間を24等分してそれぞれ導きだすもの

太陽の黄経によって分けるのは「定気法」とよばれ、春分点を基点として24等分してそれぞれを導きだすものです。

現在では定気法が一般的になっているので、立夏は「太陽黄経45度に達したとき」となっており、太陽の角度によって毎年日にちにずれが生じます。

参考として去年の2015年は5月6日で、来年の2017年は5月5日です。

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立夏の読み方は?時間は何時から何時まで?

立夏の読み方は「りっか」です。

天文学上での立夏は太陽黄経が45度に達したときの瞬間なので、2016年は5月5日の10時42分です。

立夏は瞬間(始まり)だけではなく、期間としての意味もあります。

立夏の期間は二十四節気でいう次の「小満」の前日までとされています。

 

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小満は黄経60度に達するときで、2016年は5月20日23時36分です。

ですから、2016年の立夏の時間5月5日10時42分から5月20日23時36分までとなります。

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立夏に食べるものは?

立夏の日はこれを食べよう。といった、決まった食べ物はありませんが、2016年は子どもの日と同じなので、柏餅やちまきを食べる人も多いかもしれませんね。

参考までに、立夏のころに旬を迎える食材をご紹介します。

・野菜

あしたば、アスパラ、そらまめ、たけのこ、グリーンピース、たらのめ、ふきなど。

・果物

いちご、グレープフルーツ、夏みかんなど

・魚

かつお、いさき、あじ、さわらなど

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立夏の季語や旧暦。手紙の挨拶

季語とは、俳句の中で季節をあらわすことばで、必ず盛り込むものとされています。子どものころに俳句を作る授業で習いましたね。

冒頭でご紹介した「春すぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山」は短歌なので、必ずしも季語を入れる必要はないのですが、「夏来にけらし」という季語で、初夏をあらわしています

立夏をあらわす季語の一例として、「夏きざす」「夏来る」「夏入る」「夏立つ」などがあります。

ところで5月5日といえば、まだ春のイメージですよね。

季節のずれは、新暦旧暦のずれによります。だいたい1ヶ月程度のずれと考えていいと思います。

立夏は旧暦では6月の初旬で、2016年の立夏は、旧暦では6月9日となります。

さらにここでは立夏の時期(5月5日~20日ごろ)に手紙で使える時候のあいさつについても、いくつかご紹介しておきますので参考にしてください。

・暦の上では夏になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
・初夏の風もさわやかな今日この頃、皆様お変わりはございませんか。
・ゆく春を惜しみつつ、夏への期待感に胸をふくらませる今日このごろです。
・立夏を過ぎましたが、まだ春の名残が感じられる昨今です。
・今年のゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。
・立夏の候、元気にお過ごしのことと思われます。
・立夏の候、貴社におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

個人宛、会社宛によっても文面が変わってきますので使い分けましょう。

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まとめ

ゴールデンウィークが終わり、緑豊かなさわやかな季節。

今年は5月5日、子どもの日と同じですが、同時に暦の上での夏の始まりを思い出してみてくださいね。

 

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