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日常的に自転車を利用している方、多いと思います。

特に交通量の多い都心部では、小回りのきく自転車は重宝されていますよね。

最近では運動解消やエコ活動のために、自転車通勤をしている方も増えているようです。

そんなメリットの多い自転車生活ですが、一方で、見逃すことができないのが自転車による事故

ここ数年、自転車による事故は全体の交通事故の2割程度、年間の死亡者数は700人前後と、高い水準を維持しています。

誰しも事故は起こしたくないもの。

しかし、実際に起きてしまったら?

自転車生活を送っている以上、考えておかなければならないことですね。

そこで今回は、歩行者と事故を起こしてしまった場合を想定して、

・自転車事故で歩行者に追突をしてしまった。事故を起こした時にやることは?警察は?保険会社は?
・示談をするときの過失割合はどうやって決めればいい?仲介は裁判所?警察で?
・まとめ

こちらについてまとめてみました。

前置きとして、自転車事故は自動車並みの損害賠償を課せられる場合があることをお伝えしておきます。

わき見や信号無視などが主な要因となっていて、実際に平成20年に大阪で起きた自転車事故では、9500万円の高額賠償命令が出た事例もあります。被害者は数年間寝たきりの状態になってしまいました。

このように少しの油断が自分や相手、そしてその家族など周囲の人の人生をも大きく変えてしまう大事故になりかねません。

ですから日ごろから自転車に乗るときは、安全面に対して充分すぎるほど気を配ることと、交通ルールをきちんと守る心がけが必須です。

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 自転車事故で歩行者に追突をしてしまった。事故を起こした時にやることは?警察は?保険会社は?

実際に歩行者と事故を起こしてしまったとき、まずどうしたらいいのでしょうか。

直後はパニックに陥ってしまうかもしれませんが、落ち着いて行動しましょう。

事故後にやるべきことを順を追って説明します。

1.自分が無事なら、まず相手の状態を確認してください。

転倒したりして、けがをしている場合、救護措置が最優先ですので救急車を呼びましょう。

2.安全な場所へ移動します。相手が動ける状態であれば、誘導してください。

3.警察に連絡します(救急車を呼んでいる場合は自動的に警察に連絡が入ります)。

警察を介さないと、保険も使えませんし後々トラブルの元になりかねませんので、必ず連絡してください。

警察が来たら現場で事情聴取などが行われるので、状況を説明します。

4.冷静に対応できるか不安な場合は、できれば知り合いにも連絡して来てもらうようにしてください。

知り合いが一緒にいてくれるだけで気持ちの落ち着き方が違います。

5.相手の氏名、連絡先などを確認しておきます。

6.自転車事故の賠償に使える保険に入っている場合、保険会社に連絡します。

すぐに連絡先がわからない場合、家に帰ってからでもかまいません。

保険会社からは事故の詳しい状況説明と、警察が発行する「交通事故証明書」の提出を求められます。

※自転車保険に入っていない場合は、相手の治療費は全額自己負担となります。

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示談をするときの過失割合はどうやって決めればいい?仲介は裁判所?警察で?

示談とは、事故を起こした人同士が事故の損害をどの程度賠償するのかを相談して決定することです。

示談は当事者の任意にゆだねられ、警察の介入するところではありません。

けがをした相手との示談金交渉についてですが、保険に加入している場合は保険会社に任せることになります。

ただ自動車と違って自転車の保険に入っている人は少ないため、自分で交渉する必要が出てくるかもしれません。

示談交渉の際に必ず問題になるのが「過失割合」です。

自転車と歩行者による事故の増加を受け、本来車道を走るべき自転車が歩道で事故を起こした場合、「歩道上での事故は歩行者の過失を認めない」という原則が近年示されています。

被害者に過失がない場合、過失相殺は不成立となります。

 

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しかし車道で事故が発生した場合、被害者にも過失があったとしたら、加害者だけが損害賠償を行うのは不平等だということで、示談によって過失の割合を決めることになります。

たとえば全損害金を100万円として、被害者にも3割(30万円)の過失があったとすれば、自分が支払う損害賠償金は過失相殺され70万円となります。

ではその過失割合をどうやって決めるのかというと、過去の裁判例をもとにします。

判例は「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」というものにまとめられていて、これが実務上の基準とされています。保険会社が示談を行う場合も同様です。

これに基づき示談交渉が成立したら、示談書を作成し、支払い方法などを取り決めます。

示談が難航する場合、弁護士に相談し、訴訟になるケースもあります。

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まとめ

自転車に乗る人は、特別な場合を除いて歩道ではなく車道を走ること、わき見や信号無視をしないこと、歩行者に注意することなど、安全面での注意を怠らないようにしましょう。

気をつけてさえいれば、自転車は便利で快適な乗り物です。

交通ルールを守り、事故のない自転車生活を楽しんでくださいね。

 

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