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鼻がずるずる、くしゃみはとまらないし、目はかゆい、毎年のこととはいえ、花粉症は辛いですよね。花粉症の症状を止めようと薬を飲むと、今度は眠くなる……花粉症のせいで、私の新年度のスタートはいつもぴしっと決まりません。

花粉症の症状を和らげるとき、内服薬や点鼻薬、目薬などを使用するのが一般的ですが、最近では花粉注射の人気が高まっています。花粉注射は効果が大きく、効果の持続期間も長いというメリットがある一方、ステロイド注射では副作用があったり、あるいは注射の時期を逃すと期待したような効果を得られないことがあります。花粉注射の副作用が怖い、注射の時期を毎年逃してしまうという方も多いのでは?ということで今回は花粉注射の副作用やいつからいつまで注射をするべきかなどについて、

  • 花粉注射の種類。ステロイド、ヒスタミン、ノイロトロピン、ケナコルトの違いは?
  • 花粉注射の費用。受けられる場所は皮膚科?クリニックは?相場はどれぐらい?
  • 花粉注射を受けられる時期はいつからいつまで?
  • まとめ

の項目に分けてご紹介します。この春は勝負の春!花粉症になっている場合ではないという方や、毎年花粉症の辛い症状に悩まされている方、ぜひ参考にしてください。

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花粉注射の種類。ステロイド、ヒスタミン、ノイロトロピン、ケナコルトの違いは?

花粉注射の種類はこちら。

①ステロイド注射

ケナコルトもステロイドの一種です。ステロイド注射(ケナコルト注射)の特徴は効果の大きさ!1回の注射で、くしゃみや鼻づまり、目のかゆみなど花粉症の辛い症状が劇的に改善、症状がなくなります。また効果は長続きし、1ヶ月~長い方で3ヶ月も効果があります。なので、花粉症の1シーズンに何度も注射をする必要はありません。さらに、ステロイド注射は即効性も◎!花粉症の症状が出始めてから注射しても、効果を発揮してくれます。

一方でステロイド注射(ケナコルト注射)には副作用があり、これからご紹介する花粉注射の中でも副作用の大きさはずば抜けています。主な副作用がこちら。

  • 免疫機能の低下(ステロイドは免疫作用を抑制することでアレルギー症状を抑えます)、風邪やインフルエンザ、肺炎などの感染症にかかりやすくなる
  • 脱水症状
  • 糖尿病
  • 副腎不全
  • 胃潰瘍
  • 十二指腸潰瘍
  • 骨粗しょう症
  • 高血圧
  • 肝機能障害
  • 生理不順
  • うつ
  • 倦怠感

糖尿病や内臓疾患は、長期間継続して服用もしくは注射したときに起きやすいです。花粉注射であれば1シーズンに1回から多くても3回程度なので問題はほとんどありませんが、他のアレルギーや皮膚疾患、喘息などでステロイドを使用している方は注意が必要です。

ステロイド注射の中でも、ケナコルト注射は特に効果が大きく副作用も深刻です。そのため、ケナコルト注射は他の花粉注射が効かなかったときに注射されることが多いです。

②ヒスタミン注射

アレルギーといえばヒスタミン!内服薬や外用薬でも多く用いられていますよね。花粉症もヒスタミン注射で症状を和らげることができますヒスタミン注射の効果はステロイド注射ほど大きくはなく、また効果が出始めるまで時間がかかります。そのため、花粉症シーズンに入る前から注射する必要があり、注射回数も多いです。その反面、ステロイド注射のような深刻な副作用はなく、注射後一時的に蕁麻疹や発熱、注射をした箇所が赤くなる程度です。

ヒスタミン注射は以下の方は受けることができないので注意してください。

  • 生理中、妊娠中の方(ヒスタミン注射は複数回受ける必要があります。注射の日と生理が重なったときには、医師に相談、その日の注射はお休みしてください)
  • 風疹やおたふく風邪などのワクチンを接種した方、ワクチン接種後3~4ヶ月はヒスタミン注射は打てません。

③ノイロトロピン注射

ノイロトロピンは元々は痛み止めとして使用されてきた薬ですが、最近は副作用のない安全な花粉注射として使用されることが多くなりました。ノイロトロピンは安全性が高く、効果の持続性も1ヶ月とほどほどあるのですが、効き目に個人差があります。人によっては全く効果が出ません。そのときにはヒスタミン注射など別の花粉注射に移行することになります。また、ノイロトロピン注射では、別の処方薬(花粉症の薬)と併用することが多いです。注射だけで花粉症の症状がきれいすっきりなくなるというわけではないので、ご注意ください。ノイロトロピンと他の薬との併用については、問題はありませんが、服用している薬がある方は注射前に医師に伝えておきましょう。

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https://www.pakutaso.com/20160215060post-7095.html

 

花粉注射の費用。受けられる場所は皮膚科?クリニックは?相場はどれぐらい?

それぞれの花粉注射の1回あたりの費用の目安はこちら。

  • テロイド注射(ケナコルト注射):1回1000円程度
  • ヒスタミン注射:1回500円前後
  • ノイロトロピン注射1回500円前後

ステロイド注射が一見高く見えますが、ヒスタミン注射やノイロトロピン注射は1シーズンに何度も打たなければいけないのに対し、ステロイド注射は1回から多くても3回、トータルでかかる費用は、ステロイド注射の方が安いかもしれません。

花粉注射は皮膚科や耳鼻咽喉科、耳鼻科、内科、アレルギー科で受けることができます。花粉症でかかりつけの病院がある方はまずはそちらで相談してみてください。

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http://girlydrop.com/flower/2727

 

花粉注射を受けられる時期はいつからいつまで?

花粉注射のタイミングは注射の種類によって違います。

  • ステロイド注射(ケナコルト注射)

花粉症の症状が出始めてからでOK、「今年の花粉症はひどい」と病院に駆け込んでも症状を止めることができます。回数は1シーズンに1回が基本です。

  • ヒスタミン注射

花粉症の症状が出る前から注射をする必要があります。スギやヒノキの花粉症の方は1月から2月の頭までに1度目の注射を受けてください。その後は1週間に1~2回の注射を1~2ヶ月、花粉症シーズンが終わるまで行います。

  • ノイロトロピン注射

花粉症の症状が出る前に注射をするのが効果的です。2月中には注射を受けておきましょう。ノイロトロピンでは効果に個人差があります。効果が出た場合、ノイロトロピンの効果は1ヶ月程度続くので、1シーズン中に1回ないし2回程度の注射でOK、効果が出なかったときには改めて別の注射や処方薬をもらいに病院に行ってください。

 

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https://www.pakutaso.com/20160830214post-8552.html

 

まとめ

以上が、花粉注射の違いや打つ時期、副作用などについてでした。花粉注射は種類によって効果や副作用、打つタイミングが違います。初めて花粉注射を打つ方は、医師の説明をよく聞き、医師と相談したうえで花粉注射を受けましょう。ステロイド注射以外では、花粉症の症状が出る前に注射をしなければいけません。花粉注射を受けたい方、花粉症のシーズンに入ってからでは遅いので、早めに病院に行ってくださいね。

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